(推理小説・探偵小説)覚書

読後の覚書(主に推理探偵小説)

2016-11-01から1ヶ月間の記事一覧

『黒いトランク』 鮎川哲也 2

『黒いトランク』覚書の続き。 推理小説として佳作な本作だが、推理探偵とは関係のない話であるが、ひたすらに旅情をそそる。私は若い頃は2時間サスペンスなんぞは何が面白いのかさっぱり分からなかったが、年を経るに従ってあの変わり映えのない安定した雰…

『黒いトランク』 鮎川哲也 1

鮎川哲也という作家に関しては、実際のところこの年になるまで全く知らなかった。もし、たまたま推理探偵小説を網羅的に読もうと思い立たず、東西ミステリーベスト100などというリストを目にすることがなければ、今でもその名を知ることはなかっただろう…

推理探偵小説 読書録

推理探偵小説の読後の覚書のようなものをこれから書いていこうと思う。 私は時々小説を読むし、推理探偵小説もしばしば読む。推理探偵小説は自分にとっては非常に読みやすく、ある種の娯楽として嗜んでいる。小学生くらいの時分に図書館で南洋一郎が子供向け…

とりあえず

とりあえずまずは乱歩の幻影城でも読みながら色々と考えてみようかなと、まぁ推理探偵小説といってもいろいろあることだし、自分の場合は、いわゆる本格派的トリック重点的なものよりも、それこそ幻影城で乱歩氏が推していたみたいな、推理小説でありつつも…