(推理小説・探偵小説)覚書

読後の覚書(主に推理探偵小説)

筒井康隆

『文学部唯野教授』 筒井康隆

駄弁の効能(小説読み方談義4) イーグルトンの『文学とは何か』を訳したのは大橋洋一であるが、その大橋洋一の編集による『現代批評理論のすべて』という現代の批評理論を通覧するために便利な書籍がある。この書籍自体が膨大な文献紹介書みたいなモノなの…

『ロートレック荘事件』 筒井康隆

筒井康隆が放った本格推理小説 もしこれからこの『ロートレック荘事件』読まれる方があれば、こう助言したい、「第15章までを読み終えても確信をもって犯人を推理出来なければ、もう一度最初から丁寧に読み直すべきである。この推理探偵小説は十分にヒントを…